【シャニマス6thライブツアー】Kアリーナで特に映えたと感じた楽曲_Day2

はじめに

みなさんこんにちは。Day1に続いてDay2もつらつらと書いていければと思います(だんだん記憶も薄れてきているので……)。

 

*この記事は後編です。前回記事は以下から。

fakemineturtle.hatenablog.com

 

Day2はLEVEL7の前方という席でした(アソプレ許さん)。天井近くだったので、諦め感が強めにあったのですが、Kアリの音響の差異を確認する意味でこの席はこの席でアリかな、と割り切って参加することに。実際のところ、上の方の席でも申し分ない、なんなら上の方の席が音響的にはいいんじゃないか?と思えるシーンもあったためそのへんを書いていければと。

Day2

Day1と同じ楽曲については割愛します(が、一部Day1との差異を明確に感じた曲もあるのでそれは別途紹介)。

くだらないや

これは明確に天井の方で良かったと思える楽曲の一つでした。

Kアリの強さとして、天井近くの席でも音のバランスが良いということがあります。この曲は歌詞とリズムが複雑で、初見の聞き取りが難しい箇所もいくらかあるのですが(5.5thとかが個人的にそうだった)、今回はそんなことが全くなかった。歌唱された一音一音が明瞭に聞き取れ「こりゃすごい」と感嘆してました。サビ以降のベース・ドラムも天井近辺だから聞き取りにくいなんてこともなく、全体的な「バランスの良さ」を感じさせる楽曲でした。

SWEETEST BITE

シーズのCANVAS曲は軒並み刺さった楽曲なのですが、これは特別。楽曲の魅力をフルパワーで発揮しているなと感じました。

特筆すべきは高音と低音の相性の良さ。Day1のForbidden Paradiseの時にも書きましたが、紫月さん山根さんの高音が本当に輝く楽曲の一つだと思います。CDとは異なる、ライブならではのテンション感での突き抜けるような高音の歌唱は、これを浴びれて本当に良かった!と思わせてくれます。また、低音部分も歌唱の下支えとなっており、低音が強いKアリならではの音の響き(特にベースとクラップ音)も格別。低音が耳にガンガン入ってくるからこそラスサビ前の静寂も映えに映えていました。CD音源じゃ満足できなくなってしまった。

BURN  BURN

この辺のセトリが凶悪すぎる。個人的にまだ現地で回収できてなかった楽曲というのもあり、第一声を聴いた瞬間から雄叫び。

この曲、ストレイ楽曲の中では比較的高めの音域なのですが、この高音が気持ちいいったらありゃしない。「BURN BURN 熱く焚き付けて」とか、「後悔させてあげる 出逢ったことを」のロングトーンとか、挙げたらキリがないほど。聞いていてシビれにシビれました。この辺を熱量込めて歌い上げられているお三方には感謝しかないです。また高音だけでなく、先述した「バランスの良さ」も相まって全体として楽曲の力強さを底上げしている印象もあり、特にアウトロの全身に響く低音で、最後までカタルシスに浸ることができたなと。いやぁ本当に良かった。

Love Letter

 Kアリで聞いて印象がガラッと変わった楽曲2。Day1のグラデーション然り、低音が魅力の楽曲は本当に聞いていて心地よい。

EDM調(?)の楽曲ですから、Kアリで輝くのはもはや確定していたようなもの。イントロ直後のガンガン響く電子音が入ってきた瞬間「なんだこれ!?」と驚愕。楽曲へのノリやすさもさることながら、何よりも全身で浴びる音が気持ち良い。しかも、ただこうした低音が強いだけではなくしっかりと歌声とのバランスが取れていることも楽曲の随所で感じられ、CD音源を聴いた時を遥かに凌駕する体験ができました。

Fly and Fly

これは会場の強さというよりも、和久井さんのパワーに特に圧倒された楽曲でした。

楽曲としては、希水さんの技巧的な歌い方が輝く一方、和久井さんは悠々と伸びやかに高音部分を歌いあげている点である種対照的でもあるなと。特に和久井さんの普段の歌い方は、高い音をそつなくこなしているようで芯はしっかりとあ李、まっすぐな歌い方なんだけれども、全体的に透明感に包まれている、そんな印象を持っています。これをFaFというストレートにカッコいい曲にぶち込んだらそりゃ相性抜群だよなぁと。めちゃくちゃ良かった。

無自覚アプリオリ

この楽曲はDay1でも触れているのですが、天井よりの席だからこその印象があったためこちらでも。

この記事で何度も使っているキーワード「バランスの良さ」なのですが、無自覚はまさにこのバランスの良さが映えていた印象を受けました。というのも、楽曲のメリハリが明確に違うなと。アリーナだとやはりスピーカーが近いこともありシンプルな音圧に圧倒されてしまう(それはそれで楽しいので悪いことではない)のですが、天井だとスピーカーからの距離があるお陰で、強調されているポイント(例えば川口さんの「がなり」とか)の印象が一層際立ちます。アリーナのクソデカ音響でガンガン響く低音を浴びるのも悪くないのですが、上空席だからこそ一つの楽曲としての完成度の高さを感じられる、そんな体験をできました。

Another Rampage

強い。本当に強い。現地で聴き終えた瞬間に出たのはため息でした。

何度も何度も披露されているアナラン。披露される度に最高を更新してくれるのですが、今回のはレベルが違った。何が違うのか。大きな要素はパフォーマンス全体の「圧力」なんじゃないかなと思います。全てが完成され尽くしていました。鬼気迫ると言っても差し支えないでしょう。歌唱面ではKアリの音響に全く負けてない(なんなら全然勝ってる)パワーで、例えばラップパートの北原さんはカッコいいなんてもんじゃない、ストレイ3人の全力を真正面から感じられました。アウトロでの踊りもバチバチにキマっており、余韻に浸ることすらも許されないような、そんな頭から終わりまで圧巻のパフォーマンス。感無量でした。

White Story

その直後にこれ。死んでしまう。

曲全体としてはしっとりしている印象があるこの曲は、ライブでは伸びやかな高音によって底抜けの力強さを感じる楽曲になります。CANVAS楽曲はシーズの高音が特徴的な楽曲が多くありますが、これも例外ではない。とりわけライブ映えするのは落ちサビでしょう。ギターとリズム以外の一切が排除された、シンプルな歌唱力が試される場面。完璧に歌い上げられる音の一つ一つを聴くたびに心が震えます。直後、ラスサビ。二人が追っかけ合う場面はバランスの良さが際立ちます。メインの歌声の強さもさることながら、フォローする歌声もメインと同じくらいの力強さがある、この辺の塩梅はキャストお二人の力量によるところもあるかと思いますが、Kアリがその微妙な力加減を的確に出力してくれていました。現地で聞けて良かった。

終わりに

ということでつらつらと書いて行きましたが、なんか半分くらいライブの感想が中心になってましたね……。

今回取り上げなかった楽曲も当然に素晴らしく、ライブ全体として良い体験ができたことは間違い無いです。本当に楽しかった。

Kアリーナ、会場として完璧なので是非毎回会場になって欲しいです(強いて言えば帰り道がしんどいくらい)。

 

 

 

「ディメンションW」が面白かった話

標記の通りです。備忘録的に書いていきます。

*ネタバレを含むのでまだ見てない人はみよう。アマプラのdアニメストアで私は見ました。

1:ストーリー(構成面)で何が面白いのか

・基本的に一話完結ではない点。

 └序盤の数話を除いて、一つの物語に2話以上費やしている。

  └冒頭のキャラクターが登場する部分(3話のナンバーズ関係が出てくるまで?)は基本一話完結。ただ、それはそれで一つの物語としてうまく完結しているし、その後の伏線も上手に張り巡らされている(例えば、冒頭の百合崎博士が消失した部分とかも物語全体の核になるだけではなく、結末部分にも深く関係している)。簡単に言えば、「無駄がない」。

 └人物の設定から想起される、「回収屋」が「セントラル47」で繰り広げるカッコイイ物語に収まっていない。根底にでかいストーリーが広がっており、それがこのアニメの面白さを増幅させているとも思う(シンプルに登場するキャラとか声優さんのパワーでよしなにできそうでもあったから、その方向に行っていないのが偉い)。

・「八十神湖」編の面白かったところ

 └前後編に分けられているうち、後半で回収される謎の部分のほとんどを前半でばら撒かれている。初見時では普通の謎解きものっぽい印象を与えるが、しっかりとナンバーズ関係の事件であることが後半で回収される点が好印象。

 └題材設定の点で見れば、「ダム」というエネルギーに関係する人々の物語である点が面白い。コイルの存在によってダム問題が解決するという希望を21年前の人々が持っていたというのは、「この世界ならそういうことありそうだよな〜」感がある。世界観の設計がうまい。

 └物語の畳み方の点で見ると、この段階でナンバーズが持つ影響力について言及されていたのが良かった。「夢」がキーワードになっており、これは後編のイースター島の戦いまで貫かれている良い設定。変なSF作品にありがちな、唐突な設定の追加とかがないのはシンプルな構成のうまさを感じさせる。

 └謎解きの側面で見ても、みんな成仏(?)できてHappy!で終わらせるのではなく、最後の最後で「メイドが犯人だった」という形で事件の真相が明らかになるのも良い。描きたいところを描いて終わらせるのではなく、物語をきちんと畳む意識はこの辺からも見て取れる。

・6話〜12話のメインストーリー部分で何が面白かったか

 └大雑把な印象で言えば、このメインストーリー部分で全ての決着がついているのが本当に良い。例えば、「マブチのコイル嫌いの大元は何だったのか」「ミラは何者なのか」「ルーザーは何者なのか」といった、物語中に散りばめられてきた謎がここで全て回収される。

 └特筆するべきなのは、8話以降で展開されるイースター島での物語。物語がだいぶ佳境に入っているタイミングで追加されるマブチ以外の「回収屋」たちにきちんと役割が与えられていたのはシンプルにすごい(一部放置されてるキャラもいたが、、、)。この辺でポッと出てくるキャラが蔑ろにされず、かといって物語の本筋も疎かになっていない脚本(原作かも)のパワーを感じる。

  └例えば、K・Kが後半で強敵として立ちはだかる場面や、イーストリーヴァー兄妹がマブチたちの強力なサポーターとして活躍する場面など、キャラの設定が死んでいない。

└メインストーリーとの兼ね合いで言えば、マブチやルーザーなど、過去を知る人物が繰り広げる過去との決着の付け方は一貫しており好印象。アドラステアの事件を知るキーパーソンがマブチ自身であり、その過去と向き合い、そして折り合いをつけるというストーリーはシンプルでありながらも説得力がある。

 └特に、シーマイヤーとの決着の場面では過去に使っていた武器によってトドメを刺すシーンや、ワイヤーによる「巻きつけ」(コイルだから巻きつけるんですかね?)など、オッと思わせる展開は非の打ち所がない。

  └個人的には、ルーザーがイースター島で殉職した点はめちゃくちゃ高評価。過去に対して決着をつけられた人物がそのまま生き残る形のハッピーエンドではないのは物語の一貫性を欠かない良い演出だと思う。一方、マブチはマブチで新しく「回収屋」として心機一転不正コイル回収の作業に戻るのはアドラステアの生き残りとして生きがいを見つけられているような印象も受け、非常にスッキリする。

 └こうした過去の決別をするにおいて、過去と異なるミラという存在がキーになっているという構成も、ありきたりではあるが面白い。1話冒頭の「緑色の光」がここで回収されるのはシンプルに「なるほど〜!」と唸ってしまった。

 └総じて、12話のうち最後の数話でこの物語を終わらせるのではなく、半分以上の話数を使ってガッツリ深掘りがなされていた点はシンプルな構成のうまさを感じざるを得ない。ここまで時間の使い方をうまいアニメを見たことがなかったので、舌を巻いてしまった。

 

2:細かな表現部分で何が面白いのか

・癖を感じる

 └第一に、エロい部分。2話か3話のミラが首チョンパされたり、ルワイ王子が自害するシーン、あるいは2話のミラが全裸土下座するシーンとか、八十神湖編のシャワーシーンのカメラアングルは「これ制作者の性癖だろwww」とつっこみたくなってしまう良さがある。

 └第二に、雅が持っているカメラの書き込みや、イースター島突入時のマブチの車のエンジン音など、その筋の人が見たら「わかってるな〜」思わせるような演出も豊富。いい趣味してる。

・グロいところはとことんグロい

└さっきの首チョンパシーンや、K・Kに改造された人々の変貌っぷり(マジで尊厳がないと思う)、あるいは「Wの具象化」のグロさ、他にもシーマイヤーの実験による犠牲者の描写などなど、あげればキリがない。

 └特にK・K戦は一視聴者としてもエグさを感じるため、マブチたちに感情移入しやすくなっているのが好印象。悪人がとことん悪人すぎる。

・SFの設定が抜かりない

 └全体的に、オカルトの介在する余地があまり無く、納得度が高い。過去の回想であった、コイルに関するシーザーたちと百合崎博士の会話も論理的に正しそうな印象を与える。

 └他にも、ジェネシスと記憶に関する紐付けだったり、物語のキーになる部分はしっかりとその設定が生かされている。例えばシーマイヤーのブラックホール(?)に飲まれたシーンも記憶と関連していると思えば納得感につながりやすい気がする。

3:その他もろもろ

・ここは箇条書きでつらつらとやっていきます。

・マブチのミラに対する態度がちょっとキツい印象もある。それに対するミラの反応も「そんな好意抱くか?」という疑問はなくはない。

・関連して、サルバ王子がよくやるビンタも「なんでビンタするねん!」みたいなシンプルな疑問が出てくる。それに対してラシティも顔を赤らめるんじゃないよ。

・CV:石田彰でこんな雰囲気のキャラが黒幕じゃないなんてことある!?最初絶対黒幕だと思ったわ。

・K・K、初登場時にCVツダケンだからぜって〜なんかやってくるだろうなみたいな予測もできちゃったのがちょっとおもろかった。

・ミラ、初見時にうえしゃまだと気付けなかった。安済知佳さんかと思った。

・クレア・スカイハートの孫のキャラめっちゃ良い。関西弁のクソガキとかこれも性癖すぎる。サブキャラもキャラが立ってるの強いよなぁ。

・1話あたりのテンポ感だったり内容が詰まってるから飽きがこなかった。なんなら「まだ半分なの!?」みたいなタイミングが3、4回はあった。

4:終わりに

今回ひょんなことからディメンションWを見返す機会があったのですが、これ記憶消して見れてよかったなぁと。めちゃくちゃ面白いアニメだったし、これを放送時に見て記憶が残ってないのは流石に感性がヤバいなと過去の自分を責める気持ちも出てきました。

今まで見てきたアニメの中でもかなり上位の面白さとワクワクをくれたので、ぜひみんなもみよう!

 

終わり

【シャニマス6thライブツアー】Kアリーナで特に映えたと感じた楽曲_Day1

はじめに

先日開催されたシャニマス6thライブ横浜公演に参加してきました。サイコーのライブでしたね。

人生初となるKアリーナ参戦ということもあり、元々評判が良いとされていた音響について諸々思うところがあり筆をとっています(ポジティブな内容です)。

今回、総じてめちゃくちゃ良いパフォーマンスを浴びれたということもあるのですが、「この曲はKアリーナだからこそ映える部分がある」と感じた楽曲がかなりあり、ピックアップしながら感想を綴っていこうと思います。

 

そもそも:Kアリーナの特徴って?

私自身、ライブに現地参戦し始めてからそんなに月日が経っていないので、他のシャニマスライブ会場と比較するということは厳密にはできないのですが、それでも以下のような特徴があるなと感じました。

  • 低音の響き方
    • 特に、ベースやEDM調の楽曲の、胸にズシンとくる感覚が他の会場に比べてパワーを感じた。シンプルな音の大きさで頑張ってる感がない。
  • 音の明瞭さ
    • ライブ会場だとつぶれがちな歌詞であったり、全体曲での音のまとまりがクリアに聞こえる。特に全体曲での迫力は他のライブでは体験できない圧を感じた。
    • これは特に高音域の聞きやすさ・迫力に通じるところがあった。
  • 満遍なく届く音の広さ
    • いわゆる「ハズレ席」と言われるような、音の聞こえにくさがハッキリと出ていない。上の方の席でも十分に楽曲を楽しめる。

実際、公式(?)の記事においても低音の強さや席でのばらつきを無くしている点は紹介されており(例えばこれ)、

そうした前評判に違わぬ強さを感じられる会場でした。

www.bestecaudio.com

元々「Kアリーナは音響が良い」という前情報を持っていたものの、レビューしている記事を見てしまうと先入観が入ってしまうなと思ったためそれらは見てはいなかったのですが、詳細な前情報なしでも感じられる「良さ」に公演中ずっとびっくりしていました。

前置きはこれくらいにして、実際に楽曲をどう感じたかの感想に入っていきましょう。

*以下で挙げる楽曲以外も当然全て素晴らしかったのですが、とりわけ素晴らしいと感じた楽曲を紹介する点についてはご了承ください。
*また、当記事はアーカイブで当時の記憶を確認していないままでの執筆となっておりますため、記憶違いもありうるかもしれません。ライブ感重視という点でご容赦いただければと。

Day1

Day1はアリーナでの参戦でした(アソプレくんありがとう!)。B5ブロックで、着席したらしてすぐ目の前に通路が形成され始め、「これはとんでもない席を引いてしまった……」と絶望(感動)したりもしたのですが、それはそれとして。

Forbidden Paradise

シーズ楽曲の一発目。これは明確に低音が強い楽曲ですから当然と言えば当然。

具体的には、ベースの音とドラムの胸を打つ感覚が特筆すべき点かなと思います。サビ以降のズンズン響く低音域もさることながら、この曲の強さは紫月さんと山根さんの高音域のパワーが凄まじい。批評することも烏滸がましいのですが、Kアリだからこその音圧とそれを凌駕する歌唱力の調和が最高の一曲でした。ライブ音源配信してくれマジで。

平行線の美学

歌詞の聞きやすさと全体的なバランスが秀逸だったと感じた楽曲。

アリーナ席なので全ての楽曲を爆音で聴けたのですが、この曲はコメティック楽曲の早口を全て拾えるKアリの音響設備に舌を巻いた印象が強いです。5.5thの初披露時と比べると(私がめっちゃ聞き込んでるからかもしれないですが)それぞれの音だったり歌詞だったりをしっかりハッキリ浴びることができました。

とある英雄たちの物語

これも低音が輝く楽曲。この日のアンティーカのパフォーマンスは(も)迫力満点だった。

アンティーカ楽曲に対して個人的に持っている印象としてあるのが、CD音源とライブパフォーマンスとの明確な差です。CDでは冷ややかな印象を受けるこの楽曲ですが、ライブでは一転、熱と迫力を持った情緒豊かなパフォーマンスに変貌します。いわゆる「ライブっぽさ」が映える楽曲であるのがこの曲の特徴であるとも感じており、Kアリの音響がキャストの皆様の力を存分に下支えしていたなと。あと最後のライトの演出がめちゃくちゃかっこよかった。

Imitation Ghost

ベースとギターのパワーが際立っていた。本当によかった。

自分がまだ回収できなかった楽曲でもあり、イントロからもう頭の中は大爆発状態。小手先の言葉では語り尽くせないような体験をさせてもらいました。どの楽曲もそうなんですけど、ストレイのお三方の声の相性も抜群で、先に言及した音源と調和の取れているパフォーマンス。なんだけど、ライブ会場だからこその音圧などの支えもあり楽曲全体として突き抜けてる印象が強い。どこが強いとかじゃなくて全部が強い、アルセウス種族値みたいな曲でした。ありがとうございました。

Hide & Attack

Kアリはストレイ系の楽曲が本当に映える。

H&Aは5thDay1の和楽器演奏が印象として強いですが、この曲は歌唱メンバーが多く、その点で過去に披露されたのH&Aに引けを取らない完成度であったと思います。特に、サビのロングトーンなど、まとまって歌唱する部分の迫力が満点。ギターの強さも相まって、比喩ではなく全身が震える楽曲でした。加えて、やっぱりレーザーとライトの演出が本当にかっこいい。緩急がはっきりしていて、バチバチに照らされる会場の赤は忘れられない光景です。後ろの映像もかっこ良すぎる。

Fashionale

シーズ曲はやっぱり強い。Kアリでは尚のこと。

アリーナだったので目の前で強烈カップリングが生み出されたこと、そしてそれに伴う悲鳴も隣から聞こえてきたりしてそれはそれで面白かったのですが、特筆すべきは河野さんのパフォーマンスなんじゃないかなと。記事の主題からは外れてしまうのですが、もうほんとにずっと楽しそうにパフォーマンスをされていたのが印象的で、特に歌唱面ではラップの部分の「果穂っぽさ」を前面に押し出した歌い方にシビれました。本当にかっこいい。

GOTCHA

「ノれる曲」の真価が発揮されていた、そんな楽曲です。

これもCD音源とは全く異なる体験をさせてくれまして、音源ではしっとりとしたラップ調の曲なんですが、会場で聞くとまぁ楽しい楽しい。特にサビ前のコール〜サビ以降の盛り上がりは現地の空気感も相まってテンションがアガりまくり。低音が響くと何も考えずにノれちゃう。難易度の高い歌詞を歌い切るキャストの皆さんの技術力もさることながら、こういう系列の楽曲の魅力を存分に引き出すKアリはやはり素晴らしい。

Start up Stand up

ストレイの楽曲が映える映える2。

デスボの力強さをこれでもかと言うほど浴びせてくる。当然ストレイのお三方のパフォーマンスも最高で、この曲最大の特徴であるデスボが見事にマッチしているなと。デスボについて言えば、一般的にアイドルが歌う楽曲とデスボって絶対混ざらないし、どっちかが強すぎるとそれぞれが浮いてしまう可能性すらあるのですが、この曲にそんな心配は杞憂だと一蹴してくれます。この点でもKアリの音響の「ちょうど良さ」が出ているなと感じました。あとこの曲もめっちゃノれて楽しかった。

グラデーション

Day1で一番衝撃を受けた曲でした。この曲の良さはKアリだから発揮されるところが多分にあると思います。

CANVAS』シリーズのアルスト楽曲は全て低音の方面に力が入っていると個人的に思っているのですが、特にDay1で聞いたグラデーションは私がCDでは意識できなかった低音の強さをビシバシ感じられました。低音が強いと楽曲の印象がガラっと変わるというか、曲自体のまとまりがグッと高まったような印象を受け、曲終わりに「いや〜めちゃくちゃよかった!」って呟いちゃったくらいには度肝を抜かれました。

星の声

全体曲の底力を十二分に引き出してくれるKアリ、すごすぎる。

星の声で特筆すべきなのはサビ部分の全体合唱部分かなと。いやほんとに圧巻でした。何が圧巻かといえば、ユニット曲では絶対に味わうことのできない、25人だからこその力強さをこの楽曲は全身で感じることができます。特にサビ以降の楽曲の盛り上がりは、この歌唱力と非常にマッチしており、現地で聞いた瞬間「おお……」とため息が出てきました。加えて、Kアリならではの凄さとして、音のまとまりが取れている点があるかなと。ただデケェ音じゃなくて、歌声がつぶだっているというか、単なる合唱、あるいはCD音源とは異なり、歌声から個性を感じることができるのが魅力で、そうした繊細な表現をも出力できるKアリのパワーに圧倒されてました。

おわりに

一気にDay2まで書こうかなと思っていたのですが、プチレポートくらいの文字数になってしまったので分けようかなと。

Day2は明日にでも投稿できれば嬉しいですね。ライブは水物なので、記憶が残ってるうちに書き上げたいです。